「株」って言葉、たくさん聞くけれど、実際に買うって何をしている行為なのか、最初はピンと来なかったハロです。本を1冊読んでも、用語が並ぶばかりで、腑に落ちるまで時間がかかりました。

この記事では、20代で「個別株を始めたい」と思っている人に向けて、「株を買う」を感覚として理解するための入口を整理します。

株を買う = その会社の一部を持つこと。
ただし普通預金やFXとは違い、会社の事業に「乗っかる」乗り物として持つ感覚に近い。

第1章 最初の問い:「株を買う」って何をしている?

「株を1株買った」と聞くと、なんとなく「お金が増えるかもしれない券を買った」みたいなイメージを持ちがちです。ハロもそうでした。でも実際は違います。

株 = 会社の所有権を細かく分けた一片です。

たとえばトヨタ自動車の発行済株式数は約 65億株。トヨタを1株買うと、あなたは 65億分の1のトヨタのオーナー になります。割合は小さくても、「会社の一部を持っている」という事実が成立する。これがまず最初の感覚。

第2章 他の金融商品と何が違う?

「お金を増やす方法」はいろいろあります。株がどこにポジションするのか、よくある選択肢と並べてみます。

観点 銀行預金 株(個別株)
元本 保証あり(1,000万円まで) 保証なし
リターン 年 0.001%〜 年 −50%〜+100% まで幅広い
何をしているか 銀行にお金を貸す 会社の一部を持つ
所有実感 ほぼない ある(株主総会に呼ばれる等)
同じ「お金を置く場所」でも、性質は全く違う。

つまり株は、「会社という事業体の成長に、自分の資金を乗せる」乗り物です。会社が伸びれば自分も儲かり、会社が傾けば自分も損する。これが本質。

NISA でよく出てくる「投資信託」は、複数の会社の株(や債券)を詰め合わせで買う商品。

個別株 = 会社単位で自分の意思で買う/投資信託 = 詰め合わせを専門家が運用。「個別株は難しい、投信は安心」ではなく、「何を持つか・誰が判断するか」の違いです。

第3章 「株を持つ」と何が起きる?

株を1株でも持つと、3つの権利が手に入ります。

  1. 値上がり益(キャピタルゲイン)を狙える

    買った時より高く売れたら、その差額が利益。例:1株1,000円で買って1,200円で売れば+200円。

  2. 配当金(インカムゲイン)を受け取れる

    会社が利益を出して「株主に還元する」と決めると、保有株数に応じてお金がもらえます。年1〜2回が一般的。

  3. 会社の意思決定に参加できる(議決権)

    株主総会に呼ばれて、経営陣の人事や重要事項に投票できます。1株1票が基本。

20代で「個別株を始めたい」人が一番ピンと来るのは、たぶん ②の配当金 だと思います。1株でも持ってれば、毎年(or 半年に1回)「配当のお知らせ」が証券口座に届く。自分が持ってる会社からお金が振り込まれるという体験は、初心者でも実感が強いです。

第4章 「個別株」と「株式投資信託」、どう違う?

ここを混同してる人がめちゃくちゃ多いので、最初に整理しておきます。

観点 個別株 株式投資信託(インデックス含む)
何を買う 特定の1社の株 複数社の株の詰め合わせ
誰が選ぶ 自分 専門家(または機械的に指数追従)
値動き 会社単独の業績で動く 詰め合わせの平均で動く
面白さ 高い(自分で選ぶ醍醐味) 低め(淡々と積み立てる)
リスク分散 低い(1社に集中) 高い(複数社で分散)
どっちが正解、ではなく目的が違う。両方やってもいい。

このブログでは 個別株が主役です。NISA でつみたて投信は別にやりつつ、自分で「お宝企業」を見つけて長く持つという醍醐味を一緒に追っていきます。

第5章 じゃあ、次は何をする?

「株が何かはわかった、次にやるべきことは?」── 自然な順番は3つあります。

  1. 証券口座を開く

    ネット証券で5〜10分で申し込み完了。

    → [証券口座、どこで開けばいい?(1時間目 第2回)](/lessons/shoken-account-opening/)

  2. 少額(数千円〜)で1株買ってみる

    楽天証券の「かぶミニ®」なら1株から買えます。

    → [最初の1株を買うまで(1時間目 第4回)](/class/basic/) で具体的に追います

  3. 決算書を見られるようになる

    「会社の中で何が起きてるか」を数字で読めると、株が止まらなく面白くなります。

    → [2時間目 決算書](/class/financial/)

株を買う = 会社の一部を持つ
値段に賭けるんじゃなく、会社に乗っかる感覚。

── ハロの最初に戻ったメモ

まとめ

株を買う = その会社の一部を持つこと。

銀行預金は「お金を貸す」、個別株は「会社に乗っかる」。性質が全く違う。

1株でも持てば、値上がり益・配当金・議決権の3つが手に入る。

個別株と投信は「何を持つか・誰が判断するか」が違うだけ。両方やってもいい。

「会社の一部を持つ」感覚が腑に落ちたら、もう投資の半分は始まっています。あとは、具体的に何を買うかを考える材料を増やしていくだけ。

このブログでは、ハロ自身が「自分の頭で考えて、長く持つ」を実践しながら、その観察過程を共有します。次の記事から、いよいよ実践編に入ります。

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