TSE PRM 7201 日産自動車 Nissan Motor Co., Ltd.
取得日 2026-07-09 セクター:輸送用機器
PRICE 313.1 時価総額 約1.2兆円
PER / PBR / 約0.23× 業界平均 約20×/2×
ROE -10.9%
PEG 2超=割高ゾーン

第1章 発掘メモ・なぜ今この企業か

「ハロのお宝企業発掘株ブログ」の発掘ファイル #08 は、誰もが名前を知る自動車メーカー 日産自動車(7201)。ただし今回は「お宝」ではなく、有名で統計的に激安に見える株を、なぜそのまま買えないのか を観察する回です。

きっかけと現状を、先に4点だけ箇条書きで共有しておきます。

  • 発掘ルート: 決算スクリーニングで「PBRが極端に低い有名企業」を並べていて目に留まり、業界ニュースへ遡って背景を確認しました。
  • 気になったきっかけ: 誰もが知る自動車メーカーなのに、株価が純資産の約4分の1。拾い物なのか、避けるべきか、確かめたくなりました。
  • 初見の魅力: 統計指標だけ見れば、これ以上ないほど「割安」。知名度も抜群で、20代にも身近な会社です。
  • 懸念点・確認事項: 直近2年が連続赤字で無配、自己資本比率も低下。「安い」のではなく「安くされている」可能性を、財務で確かめる必要を感じました。

分類: 業績回復待ちの局面(構造改革の途上) 発掘ルート: 決算スクリーニング → 業界ニュース(低PBR・赤字転落の遡及調査) 現在のステータス: 見送り(バリュートラップの疑いのため未保有・監視のみ)

第2章 会社概要と事業内容(車と自動車金融の稼ぎ方)

この会社は何で稼いでいるのか

日産自動車は、車をつくって売る会社です。売上は連結で約12兆円という巨大なスケールで、日本を代表する自動車メーカーの一つです。事業の柱は大きく2つあります。

事業構造図 — 車を売り、その購入資金でも稼ぐ

自動車の製造・販売(本業) 世界中で車をつくり、売るビジネス
自動車の製造・販売 本業

世界中で車をつくり、売る本業。ルノー・三菱自動車とのアライアンス(企業連合)のなかで進めており、北米や中国など海外市場への依存が大きい。

自動車金融(販売金融) 金融

車を買う人にローンを提供する金融事業。ここも収益の一部を担う。「車をつくって売り、その購入資金の貸付でも稼ぐ」構造。

つまり「車をつくって売り、その購入資金の貸付でも稼ぐ」会社です。販売はルノー・三菱自動車とのアライアンスのなかで進めており、北米や中国など海外市場への依存が大きいのが特徴です。

自動車メーカーの「稼ぎ方」の基本

車づくりは、工場・設備・部品にお金がかかるビジネスです。売れているときは利益が大きく伸び、売れ行きが鈍ると固定費が重く利益が一気に細る──「振れ幅の大きい」性質があり、景気や為替、半導体の供給にも左右されやすい業界です。そのうえで日産には「売るために値引きをする」体質が指摘されてきました。ここが、同じ自動車でも会社ごとに差が出るポイントです。

第3章 ビジネスモデルと企業の強み5項目

企業の強み(投資の世界では『経済的堀』『Moat』とも呼ばれます): 競合他社が簡単には真似できない、持続する競争優位のこと。城を守る堀(moat)が深く広いほど競合の侵入を防げる、という比喩から来ています。本ブログでは20代読者向けに「企業の強み」という日本語で統一していきます。

日産についても同じ5項目で、正直に評価してみます。無理に「強」を作らず、私が財務と事業構造から感じたままを置きます。

01 — BRAND

ブランド

中〜弱

知名度は世界的に高いが、後述の安値販売でブランドの「価格に見合う価値」が毀損してきた。

02 — SWITCH

切替コスト

消費者が次に別メーカーの車へ乗り換える障壁は低い。囲い込みの仕組みが弱い。

03 — NETWORK

ネットワーク効果

使う人が増えるほど価値が上がる、という性質は自動車販売では働きにくい。

★ KEY 04 — PRICING

コスト優位(価格決定力)

「安くしないと売れない」体質が指摘され、値決めの主導権を握れていない。ここが今回いちばん効いている弱点だと私は見ています。

05 — BARRIER

規制・参入障壁

自動車産業自体の参入障壁は高いが、それは同業各社も共通で、日産固有の優位ではない。

見てのとおり、私の評価は「中〜弱」が並びました。とくに投資で効いてくるのは**コスト優位(価格決定力)**です。強い会社は「この価格で買ってください」と言える力を持っています。値引きをしなくても選ばれるからです。日産は逆で、値引き前提でないと売れにくい構造が長く続いてきました。ここが弱いと、いくら売上が大きくても利益が薄くなりがちです。

なぜこうなったのか。背景を、事実の範囲で軽く見ておきます。過去の経営体制で、過大な販売目標を掲げ、販売奨励金(値引き原資)を厚くして車を安値で売り続けた時期がありました。安値販売は短期の売上は作れますが、長期ではブランドの価値を下げ、「安くしないと売れない」体質を残します。これは人物の善悪の話ではなく、いま日産の価格決定力が弱いという財務に効いている事実として押さえておきたい点です。

第4章 経営者・資本政策の評価(4項目)

「誰が舵を取り、株主にどう向き合っているか」も見ておきます。ただし現経営陣の在任年数や自社株保有などの細部は最新のIR資料で要確認のため、ここは分かる範囲で、断定せずに置きます。

項目評価観察
経営者の在任年数・継続性確認中過去に経営体制の混乱があり、継続性は最新IRで確認したい。次回更新で追います。
経営陣の自社株保有比率確認中役員の保有状況は本記事時点で未確認(IRで要確認)。
資本政策(自社株買い・配当方針)直近は無配。復配の材料に乏しく、株主還元の余力が細っている。
IR姿勢・情報開示の質確認中構造改革の進捗や復配方針の開示を、次の決算で見極めたい。

ここで私がいちばん引っかかったのは資本政策です。無配は「今は株主に配る余力がない」というサインでもあります。財務が傷んだ局面では自然な判断ですが、投資家として「持っていて何が返ってくるのか」が見えにくい。復配の方針が示されるかは、監視ポイントの一つです。

第5章 成長性(利益の推移・2年連続赤字へ)

CAGR(年平均成長率): 数年間の成長スピードを年率に換算した指標。「売上CAGR8%」なら毎年平均8%ずつ伸びてきた、という意味です。 EPS(1株あたり利益): 純利益を発行済株式数で割った、1株が生んだ利益。会社の「株主にとっての稼ぐ力」を表します。

売上高(5期)
12.0兆円
約12兆円規模を維持(横ばい・利益だけ急落)
親会社純利益(5期)
−5,331億円
FY2024黒字ピーク → 2年連続巨額赤字

出典: EDINET 有価証券報告書 2026/3期(docID S100YH2B)+J-Quants(取得日: 2026-07-09)。売上は横ばいでも、親会社純利益はFY2024の黒字ピークから2年連続で赤字へ沈んでいます。

まず、成長ストーリーが今どうなっているかを、利益の推移で見ます。

  • FY2024/3(黒字のピーク): 親会社純利益 +4,266億円、EPS 110.47円
  • FY2025/3: 親会社純利益 −6,709億円、EPS −187.08円
  • FY2026/3: 親会社純利益 −5,331億円、EPS −152.58円

つまり、直近はピークから2年連続の巨額最終赤字へ転落しています。売上そのものは約12兆円規模を保っているのに、最終的な利益がマイナスに沈んでいるのです。

ここで大事な判断があります。EPSが2年連続でマイナスのため、EPS成長率(EPS CAGR)は意味を持ちません。だから本記事では、成長率を数字で出すことはしません。今は「伸びているか」を測る局面ではなく、「そもそも黒字に戻れるか」を確かめる局面だからです。成長ドライバーを語る前に、赤字を止められるかどうか。それが最初のハードルです。

第6章 収益性(ROE・営業利益率・自己資本比率)

ROE(自己資本利益率): 株主が出したお金(自己資本)を使って、どれだけ利益を生んだかの割合。高いほど「株主のお金を効率よく増やせている」ことを示します。 営業利益率: 本業の売上に対する本業の利益の割合。「本業でどれだけ稼げているか」の体温計です。 自己資本比率: 会社の全財産のうち、借金でなく自分のお金(株主の出資+利益の蓄積)でまかなっている割合。高いほど財務が安定しているとされ、下がり続けているのは財務が傷んでいるサインです。

稼ぐ力を、連結5年で並べます。単位は百万円(3月期)。

決算期売上高営業利益親会社純利益自己資本比率ROE
FY2022/38,424,585215,53328%5%
FY2023/310,596,695221,90029%5%
FY2024/312,685,716568,718426,64930%8%
FY2025/312,633,21469,798−670,89826%−12%
FY2026/312,007,88858,005−533,09524%−11%

出典: EDINET 有価証券報告書 2026/3期(docID S100YH2B)+J-Quants(取得日: 2026-07-09)。FY2022・FY2023の営業利益はデータ範囲外のため空欄にしています(推測で埋めません)。

営業利益率を表の営業利益÷売上高で計算すると、4.5%→0.55%→0.48%(FY2024→FY2025→FY2026)と、2年で急降下しています(式: FY2024 568,718 / 12,685,716=4.5%/FY2025 69,798 / 12,633,214=0.55%/FY2026 58,005 / 12,007,888=0.48%)。売上100円あたり本業の儲けが50銭という水準です。さらにROEは直近2年でマイナス、自己資本比率も30%から24%へ下がっています。数字が語っているのは「規模は大きいが、今は稼げていない」という現実でした。

第7章 バリュエーション(なぜ安く見えるのか)

PBR(株価純資産倍率): 株価が1株あたり純資産(BPS)の何倍かを表す指標。1倍なら「株価=解散価値」、1倍未満なら「株価が純資産を下回っている」状態です。 BPS(1株あたり純資産): 純資産を発行済株式数で割った値。会社を今たたんだら1株にいくら残るか、のざっくりした目安です。 PER(株価収益率): 株価がEPSの何倍か。利益に対する株価の割高・割安を測ります。

PBR 313.1 / BPS1,372.56・純資産の約1/4だが「割安」でなくバリュートラップの疑い
約0.23×

数値の詳細は下の表のとおりです(2026-07-09 終値ベース)。

指標補足
終値¥313.12026-07-09
52週レンジ¥290.8 〜 ¥466.0過去1年の値幅。現値は52週安値の近辺
PBR約0.23倍313.1 ÷ BPS 1,372.56。純資産の約4分の1の株価
PER─(算出不可)2年連続赤字(EPSマイナス)のため出せません
配当利回り─(無配・FY2025実績0円)FY2025は無配。FY2026もIRで要確認
時価総額約1.2兆円(概算)発行済 約38.6億株 × 313.1
PEG─(非算出)2年連続赤字で成長率が意味を持たないため出しません

ここが、この記事のいちばんの山場です。PBR約0.23倍は、教科書的には「超割安」に見えます。純資産の4分の1で買えるのですから。けれど私は、これを「割安」ではなくバリュートラップ(割安の罠)の疑いとして受け取っています。

理由は、この低PBRが赤字・無配・財務悪化とセットで起きているからです。会社が純資産を効率よく使って利益を生めていれば、株価は普通そこまで純資産を下回りません。逆に、資産があっても稼ぎに変えられず、株主価値が目減りし続けると見られている会社は、PBRが1倍を大きく割ったまま長く放置されることがあります。これがいわゆる「万年割安」です。

だからPBR0.23倍は、「市場が資産と稼ぐ力を強く疑っている値段」だと私は読みます。これが行き過ぎで、将来の回復で見直される可能性はゼロではありません。ただ断定はせず、今わかるのは「安いのには理由がありそうだ」までです。PBRの読み方そのものは、PBRってなに?のレッスンで基礎からまとめています。

第8章 同業比較(数字でなく事業の性質で)

同じ「自動車」というくくりの中でも、会社ごとに体質は大きく違います。ここでは各社の財務数値を一次情報で照合しきれていないため、数字での優劣づけはせず、事業の性質の違いだけを並べます(2026-07-09 時点)。

比較対象事業の性質(ハロの一言)
日産自動車(7201)規模は大きいが直近2年は赤字・無配。値引き依存で利益率が薄い。
黒字・復配を続ける大手OEM群値引き依存が弱く利益率を保てている。配当を継続できている。

言いたいのは優劣ではなく、同じ業界でも、値決めの主導権を握れているか・配当を続けられているかで、株の性質が別物になるということです。日産は今その中で「利益率が薄く、無配で、財務が傷んでいる」位置にいます。安く見えるのは、この位置取りの結果でもある、と私は見ています。具体的な時価総額・PER・ROEでの比較は、各社の一次情報での照合が済んでから追記します。

第9章 投資の物語と前提・リスク

もしこの株を買うなら、どんな物語が必要か

発掘ファイルではいつも「私が信じている成長物語」を書きますが、今回は形を変えて、**「もしこの株を買うなら、どんな物語が成り立っている必要があるか」**を置きます。

もし日産に投資するなら、その物語はこうなるはずです。「構造改革で余剰な生産能力と値引き依存を減らし、薄利の体質を立て直す。その結果、営業利益率が回復し、最終赤字が黒字に戻り、いずれ復配して株主に還元が戻ってくる。純資産の4分の1という株価は、その回復が見えたときに見直される」──これが成立すれば、今の激安PBRは拾い場だった、ということになります。ただし今回は、これは「私が信じている物語」ではなく「成立を確かめるべき仮説」として置きます。

物語の前提条件(これが確認できれば検討・5項目)

1

営業利益率の回復

営業利益率が0.5%前後の薄利から、継続的に回復へ向かうこと。

↔ リスク #1
2

黒字転換の道筋

最終赤字が止まり、黒字へ転換する道筋が決算で示されること。

↔ リスク #2
3

財務の下げ止まり

自己資本比率の低下(30%→24%)が下げ止まり、財務の傷が広がらないこと。

↔ リスク #3
4

値引き依存の是正

値引き依存(価格決定力の弱さ)を減らす構造改革が、数字で確認できること。

↔ リスク #1
5

株主還元の復活

復配など、株主還元の方針が示されること。

↔ リスク #4

リスクと反証(見立てが外れるならこの条件・前提と対応)

1

薄利が固定化する

営業利益率が0.5%前後から抜け出せず、薄利体質が続く。

↔ 前提 #1・#4
2

赤字が続く

最終赤字がさらにもう1期続き、黒字転換の道筋が見えない。

↔ 前提 #2
3

財務がさらに傷む

自己資本比率が24%からさらに低下し、資本の余力が細る。

↔ 前提 #3
4

無配が続く

復配の方針が示されず、株主に返ってくるものが見えないまま。

↔ 前提 #5
5

市況・為替・部品供給のショック

自動車は景気や半導体供給に振れやすく、回復途上でつまずく余地が大きい。前提全体を遅らせる。

↔ 前提 全体

前提と反証を並べているのは、株価が下がったときに感情で判断しないためです。株価ではなく「この条件のどれかが本当に起きたか/改善したか」で見る、と先に決めておきます。逆に、これらが改善する方向にはっきり動いたときが、私が「見送り」を見直すタイミングになります。

第10章 判断・監視ポイント

7201 日産自動車

いま私は日産を 「見送り」 に置いています。

判定:見送り/状態:未保有(監視のみ)/理由:バリュートラップの疑い

正直に書きます。私は、日産を今回見送ります。株価がPBR0.23倍まで沈んでいて、統計だけ見れば激安です。有名企業ですし、「これだけ安いなら」と手を伸ばしたくなる気持ちも分かります。でも、安さの正体を財務で確かめると、その安さは2年連続の赤字と無配という事実ではっきり説明できてしまいました。安いのではなく、安くされている──今はそう見えます。

これは「日産はダメだ」という断定でも、「売り」でもありません。回復の物語はあり得ます。ただ、その物語を裏づける事実がまだ出ていない。だから買い材料として数えられない、というだけのことです。有名で安い株ほど、事実が出るまで距離を置いて観察する。今回はその型を、そのまま自分に適用しました。

次の四半期・通期決算で見るもの

MAIN 主・数値で追う(3項目)

  1. 営業利益率が0.5%前後の薄利から回復に向かう兆しがあるか。
  2. 最終赤字が止まり、黒字転換の道筋が決算で示されるか。
  3. 自己資本比率の下げ止まりと、復配の方針が示されるか。

SUB 補助・事前コミット(もし将来買った場合の心構え)

  1. −30%下落しても保有継続するか → 今は保有していないため、まず「前提が確認できてから検討」。買うとしても株価ではなく物語の前提条件で判断します。
  2. 狼狽リスクの自己評価: 中。「有名で安い」という理由だけで飛びつかないよう、事実ベースの前提リストを先に置いておきます。
  3. 何を見て判断するか → 営業利益率の回復・黒字転換・自己資本比率の下げ止まり・復配方針。この4つが数字で確認できるまでは動きません。

次の決算カレンダー

イベント予定日何を見るか
次回四半期決算IRで要確認(本記事時点で未確定)営業利益率の回復・黒字転換の兆し(前提1・2)
通期決算(3月期)IRで要確認(本記事時点で未確定)通期の着地・自己資本比率・復配方針(前提3・5)
株主総会IRで要確認(本記事時点で未確定)構造改革の進捗と経営陣の継続性

進行期の決算日・配当方針・株主総会の日程は、日産自動車IR(https://www.nissan-global.com/JP/IR/)で要確認です。日付を確定できないため、ここでは推測日を置きません。

次回 #08-Q◯ — 次回決算の公表後に公開予定

次回 四半期・通期決算(日産自動車 IR ページ・適時開示で公表され次第)の公表後、本記事の 営業利益率の回復・黒字転換の道筋・自己資本比率の下げ止まり・復配方針 を統合し、PBR0.23倍が「拾い場だった」のか「万年割安のままか」 を更新します。※公開日・決算実日付はIRで確認してから確定します(推測日は置きません)。

📅 PUBLISH · 次回決算後45日以内(IRで実日付を確認)

第11章 まとめ・学び・FAQ

今回いちばん自分に効いたのは、「有名で・統計的に激安な株」ほど、いったん立ち止まって財務を読む、という習慣でした。

その安さが赤字・無配・財務悪化とセットなら、「割安」ではなく「割安の罠」かもしれない。安さの理由を財務で確かめ、理由が消えるまで距離を置く。
地味ですが、これが有名株で足をすくわれないための型だと、あらためて思いました。

私は今も、この見方が完成形だとは思っていません。日産の回復物語が動き出す可能性も残っています。だからこそ、決算のたびに前提リストを一つずつ答え合わせしていくつもりです。あなたなら、この「安さ」をどう読みますか。一緒に、事実が出るまで観察を続けてみませんか。

私自身、こういう銘柄を確かめるときは証券口座の銘柄分析ツールで過去5年の利益・自己資本比率・PBRの推移を並べています。長期の推移を一目で見られるので、「安さの理由」を自分の目で確認する習慣づくりに役立っています。

よくある質問

PBR0.23倍まで安いのは「割安」ということですか?

数字上は超割安ですが、この低PBRは赤字・無配・財務悪化とセットで起きています。私は「割安」ではなく バリュートラップ(割安の罠)の疑い として見ています(売買の助言ではありません)。

回復物語が壊れる/遠のく条件は?

薄利の固定化・赤字継続・自己資本比率のさらなる低下・無配継続・市況ショックのいずれか。逆にこれらが改善へ動けば、見送りを見直すサインになります。

現時点(2026-07-09)のハロの判断と、次に見るものは?

判断は 見送り(未保有・監視のみ) です。次は営業利益率の回復・黒字転換・自己資本比率の下げ止まり・復配方針を、決算で確認できるかを見ます。

この記事は売り推奨ですか?

いいえ。本記事は個人投資家・お宝企業ハンターであるハロの観察記録であり、投資助言や売買推奨ではありません。「見送り」は私が買わないという意味で、売りを勧めるものではありません。最終的な投資判断は読者ご自身で行ってください。記載数値は記事公開時点(株価は2026-07-09終値、財務はFY2026/3実績ベース)のものです。

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01 HOYA(7741) ─ ハロの発掘ファイル #01 価格決定力が「強い」会社はどう見えるか。日産と正反対の例として、高収益企業の強みの核を観察しています。 06 シスメックス(6869) ─ ハロの発掘ファイル #06 高い利益率と継続成長を保つ会社の観察。稼ぐ力の違いを比べる材料に。減益の谷を前提条件で見る型も並べて読めます。 基礎 PBRってなに? ─ 指標の読み方レッスン 「PBR1倍割れ=割安」とは限らない理由を、基礎からまとめています。今回のPBR0.23倍の読み方の土台に。

※ 本記事は個人投資家ハロの観察記録です。投資助言や売買推奨ではありません。最終的な投資判断は読者ご自身で行ってください。記載数値は記事公開時点(2026-07-09)のものです。

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