今の株価で買うと、利益を何年分先取りしているかを示す数字。15倍なら15年分。
もう少し詳しく
PER(Price Earnings Ratio/株価収益率)は、会社の利益と株価の関係を見る指標です。
「割安・割高」を判断する目安としてよく使われますが、業種や成長率で適正値が全然違うので、絶対値だけで判断すると失敗します。
計算式
PER = 株価 ÷ EPS(1株あたり利益)
例:株価 1,500円、EPS 100円 → PER = 15倍
これは「今の株価は1年分の利益の15倍」「利益の15年分を先払いして買う状態」と読みます。
具体例
HOYA(発掘ファイル #01)の予想 PER は 37.5倍。
教科書ルールだと「割高」ですが、HOYA は半導体マスクブランクスの寡占企業で、将来の利益成長が市場に織り込まれているため、業種としては異常な値ではありません。
「PER 37.5倍 = 割高」と言うより、「37年分の利益を先払いするのは妥当か?」と問い直すのが正しい使い方です。
業種別の目安(あくまで目安)
- 成熟産業(鉄鋼・電力など):10〜15倍
- 安定成長業(消費財・医薬品など):15〜25倍
- 高成長業(半導体・SaaS・AI など):30〜50倍以上もあり
PER は「時間」を測ってる指標。
「何年分の利益を先払いしてもいい会社か?」を考えるためのものさし。
PER の数字だけで「割安」と判断するのは危険。業績を見ずに買うと、PER が普通でも雑な投資になります(実体験:短期トレードのつもりで買って失敗した話)。
関連する用語
- PBR — 株価と純資産の関係(解散価値ベース)
- ROE — 稼ぐ力を示す指標。高 ROE は高 PER を正当化する材料
- EPS — 1株あたり利益。PER の分母
- PEG — PER ÷ 利益成長率。成長率を加味した割安・割高判断