「NISA」って言葉、株を始めたい人なら必ず通る関門ですよね。「節税になる」「やった方がいい」「新NISAが始まった」── このあたりはなんとなく知っている。でも、
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」、結局どっちで何を買えばいいの?
ここで止まっている人、けっこう多いんじゃないかと思います。
正直に言うと、ハロもここで止まっている1人です。
つみたて投資枠は使っている(後述)けど、成長投資枠は今も使えていません。個別株(NVDA・良品計画・アルトナー など)は全部、NISA じゃなくて 特定口座 で持っています。
この記事は、「NISA成長枠で個別株、ハロもまだ手をつけられていない」という正直な実情から、制度の整理と、これから自分が踏み出すための手順を、一緒にまとめる回です。
NISA は 売却益と配当が非課税になる、個人向けの少額投資口座(金融庁が制度設計)。
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2階建てで、個別株は成長投資枠だけで買える。
── ただし、教科書的には「個別株 = 成長投資枠」だけど、ハロみたいに「わかってるけど手順を整理しきれずに特定口座のまま」の個別株投資家、たぶん多いです。
本記事は投資助言ではありません。 制度の詳細は 金融庁 NISA特設ウェブサイト をご確認ください。
第1章 NISA って何?節税口座の正体
普通の株取引で利益が出ると、その利益には 20.315%(所得税+住民税)の税金 がかかります。10万円の利益が出ても、手元に残るのは約8万円。
NISA は、この税金を ゼロにする ための個人向け口座です。
❶ NISA 口座で買った株・投資信託の売却益が非課税
❷ NISA 口座で保有している株の配当も非課税(株式数比例配分方式で受取の場合)
❸ 損益通算はできない(NISA の損失は他の特定口座の利益と相殺できない・後述)
国が「個人の資産形成を後押しするため」に用意している制度です。2024年1月から「新NISA」として、上限や使い方が大幅に変わりました。
第2章 つみたて投資枠 vs 成長投資枠
新NISA は、2つの枠の組み合わせ でできています。
| 観点 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間上限 | 120万円(月10万円まで) | 240万円 |
| 生涯上限 | 合算で 1,800万円(うち成長は1,200万円まで) | 同左 |
| 買えるもの | 金融庁指定の長期積立向け投資信託 | 個別株・ETF・投資信託(一部除外) |
| 想定スタイル | 毎月コツコツ自動積立 | 自分のタイミングで売買 |
簡単に言うと、
- つみたて投資枠:投信を月コツコツ買って、長期で育てる用
- 成長投資枠:個別株や ETF を自分の判断で買える用
両方を併用してもいいし、片方だけでもいい。生涯1,800万円の枠の中で、自分のスタイルに合わせて使い分けます。
個別株を NISA で買えるのは「成長投資枠」だけ。つみたて投資枠では個別株は買えません(投信限定)。
第3章 ハロの NISA は「つみたて枠だけ」
ハロの NISA は つみたて投資枠だけを使っていて、成長投資枠は使っていません。保有している個別株は、すべて特定口座で買っています。ここから実情を正直に共有します。
第4章 なぜ成長枠で個別株を買えていないのか
ハロが成長投資枠で個別株を買えていない理由は 「特に強い理由はない・新NISA以降の手順を整理しきれていない」 が正直なところです。ここから詳しく言語化します。
「個別株 = 成長投資枠」は教科書的には正しい。
でも実際は、手順を整理しきれずに特定口座のままにしている個別株投資家、たぶん多いんじゃないかなと思います。
「お金の話は重要だからこそ、慎重に動きたい」── その慎重さが、結果として「動かない」を生む。これはハロの観察です。
第5章 成長枠で個別株を買う具体手順を一緒に整理する
ここまで「ハロもまだ動けていない」と言ってきたので、せめて 手順だけは整理 しておきます。これはハロ自身が、これから踏み出すための備忘でもあります。
ハロのメイン口座である 楽天証券 で、NISA 成長投資枠 を使って個別株を買う手順はこうです。
- NISA 口座が開設済みかを確認
楽天証券にログイン → 「マイメニュー」から NISA 口座の開設状況を確認。すでに NISA 口座を持っていれば、追加手続きは不要。
- 銘柄検索 → 注文画面へ
いつもどおり個別株を検索して、注文画面を開く。
- 口座区分で「NISA 成長投資枠」を選択
注文画面の「口座」欄で、デフォルトが「特定」になっていることが多い。ここを「NISA成長投資枠」に切り替えるのがポイント。
- 残り非課税枠を確認
画面上に「今年の残り枠:◯万円 / 240万円」のような表示が出る。生涯上限(成長枠1,200万円まで)も合わせて意識する。
- 注文確定
あとは普通の取引と同じ。約定すれば、NISA 成長投資枠で保有開始。
書き出すと、たったこれだけです。実際にやる前は「何か特別な手続きが必要なのでは」とつい構えてしまうけど、口座区分を選ぶ1ステップが増えるだけ。
第6章 成長枠で個別株を持つときの3つの注意点
手順がわかったところで、成長投資枠で個別株を持つときに 意識しておく注意点 を3つだけ。
- 損益通算ができない
NISA 口座で出た損失は、特定口座の利益と相殺できません。たとえば NISA で -10万円・特定で +10万円なら、特定の +10万円に普通に課税されます。含み損になりやすい銘柄を NISA で持つと、税制メリットを取り損ねることがある。
- 損切り判断が歪みやすい
「せっかく非課税枠を消費したから、損切りしたくない」というバイアスが効きます。本来なら根拠が崩れたら売るべき場面で、「非課税枠がもったいない」と踏みとどまってしまう。
- 売っても枠は翌年まで戻らない
新NISA は「売却した分の枠が翌年に復活する」設計ですが、当年中には戻りません。年内に頻繁に売買すると、枠を使い切ってそれ以上買えなくなる。長期保有前提で使うのが向いている設計。
特に1つ目の「損益通算できない」は、含み損が出やすい銘柄を NISA に入れたときに地味に効きます。長期で持ち続ける確信がある銘柄 を NISA に入れる、というのがセオリーです。
第7章 ハロが「次にやろうとしていること」
最後に、ハロ自身がこれからどう動こうとしているかを共有します。
- まずは「長期で持ち続けるつもりの銘柄」を、追加で買うとき NISA 成長枠を使うところから
- 具体的には、含み益が大きく出ていて、長期保有を決めている銘柄(NVDA など)の追加買いで NISA 成長枠を試す
- いきなり全部の銘柄を NISA に移すのではなく、「追加買いから順に NISA へ」の方針
- 一定期間試したら、別記事で「ハロが NISA 成長枠を使い始めたレポート」を書く予定
制度の使い方は、手順を1回踏めば、たぶん難しくない。
動かないままなのは、面倒くささと「とりあえず今うまく回ってるからいい」の慣性です。
これを書いている自分も含めて、一緒に少しずつ動かしていきましょう。
まとめ まとめ
- NISA = 売却益と配当が非課税になる、個人向けの少額投資口座
- つみたて投資枠は投信を月コツコツ/成長投資枠は個別株・ETF を自分の判断で
- 個別株を NISA で買えるのは成長投資枠だけ(つみたて枠は投信限定)
- ハロは つみたて枠で S&P500、成長枠は未使用。個別株は全部特定口座
- 「特に強い理由はない」「新NISA以降、個別株を NISA で買う方法を整理しきれていない」── これがハロの正直な実情
- 楽天証券で成長枠を使う手順は、口座区分で「NISA 成長投資枠」を選ぶ ステップが増えるだけ
- 注意点:損益通算できない・損切り判断が歪む・年内に枠は戻らない
- ハロは「長期保有を決めている銘柄の追加買い」から、成長枠を試していく予定
参考にした情報
- 金融庁 NISA特設ウェブサイト — NISA の制度全般・最新ルールの一次情報
- 楽天証券 NISA 公式ページ — ハロのメイン口座での実際の手順
- 日本証券業協会 はじめての投資 — 初心者向けの公的な解説
次回は「最初の1株を買うまで」。NISA・特定口座の話と並行して、「結局、最初の1株は何を買えばいいの?」というハロ自身の体験を一緒に振り返ります。